庭仕事には色々な道具を使います。今日、鎌を使って草刈りをしていて思ったことがあります。
写真の鎌は違いますが、鎌のなかには刃が傾いたものがあります。長く作業して、道具を使いこむうちに、その道具がなぜその形に落ち着いたのかが見えてくることがあるのです。モノ(道具)や人はそうやって絶え間なく対話し、互いに変化し続けているのでしょうね。なぜ道具はそのような形に落ち着き、なぜ人はそのような身体技法を身につけるに至ったのか。
『科学が作られているとき』でブリュノ・ラトゥールがいう「ブラックボックス化」された知識や技術を、僕は自分の暮らしのなかで紐解いて(可視化して)いきたいと思っています。
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