お祭り

岩波にもこういうお祭りが欲しい

お祭り

この週末はみちのく阿波踊りに参加した。高野恭行さんが連長を務める青森の「もつけ連」に加わらせていただいた。クッタクタになったけれど、踊り手も観客もみんなで一緒に楽しむ、地に足のついた祭りの素晴らしさを全身で、心の底から味わった。

もつけ連はその衣装が示す通り、青森ねぶたの連。幾つもの連から手練れが集まってその核を構成しているという。本祭りではねぶたの跳ねと阿波踊りの二段構えで臨んだ。阿波踊りはたった2日の練習、跳ねに関しては本祭り直前に教わるという、明らかな準備不足だったが、大らかな連の皆さんのおかげで最高に楽しめた。

ドンドドドドンドドン!というねぶた囃子(篠笛、締め太鼓、手振鉦)が始まると、いわゆる血が騒ぐというか、ぐわーっと胸のなかに何か熱いものが湧き上がってくる。言葉に言い表わすのが難しいが、ラグビーの試合の前にハカを見た時の感覚に近い。何かと戦うような勇ましい気持ちになる。打楽器特有の力だ。

とはいえ、太りすぎで身体の重い僕は思うように跳ね続けることが出来ずに所々で悔しい思いをした。二十代の跳人たちと同じように、若い頃にこの祭りに出逢っていたらどうなっていただろうかと思う。来年の夏は調査旅行の予定がないので、また参加できる。カッコよく跳ねられるように減量しなければ。なんなら本場青森にも行ってみたい。高野さんの思う壺である。

地域の放置林を整備して、古道を復活させて、獣害を無くして、木工や発酵食作りやって年齢に関係なく楽しめるコミュニティ作って、その先にあるべきは間違いなくアートだろうってずっと思ってた。うちの離れの小屋を芸工大生が作品飾れるギャラリー的な役割持たせたり、南側の法地にせせり出すウッドデッキ作って舞台にしてライブやったり、そういう方向に進むかなーって思ってたけど、さっきバチーンて降りてきました、啓示が。

お祭りです!岩波に新しいお祭り作ります!

P.S.
市民会館で行われた本祭りの前の「心合わせ」では、一度見てみたかった秋田の西馬音内盆踊りと、同じく秋田は八郎潟町の願人踊りというめちゃくちゃユニークな踊りを見ることができた。願人には一目惚れした。来年のゴールデンウィークには八郎潟町に行きたい。

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